子育て応援ひろばすかりぶ

“子育て応援ひろば すかりぶ”は、横須賀で
子育てをする皆さんをまちぐるみで応援します。

医長が教える子どもの健康

健康に育つために、こどもはじっとしていないで、もっと動きましょう(医長が教える子どもの健康 2019年6月号)

 平成31年4月24日に世界保健機関(WHO)は、5歳未満のこどもの身体活動、座って行う行為と睡眠についてのガイドラインを発表しました。
 このガイドラインによると、5歳未満のこどもは、健康に成長するために、座って画面を見る時間とベビーカーや座席に座っている時間をなるべく減らし、良質な睡眠をとり、活動的な遊びを増やす必要があります。

 幼児期は急速に成長する時期であり、健康を増進するための家庭でのライフスタイルを身に着ける時期です。
 身体活動を改善し、座って行う行為を減らし、良質な睡眠を確保することが、身体と精神の健康を改善し、小児肥満を防ぎ、将来にわたって生活習慣に関連する病気を予防することにつながります。

 世界では、身体活動の不足により、毎年500万人以上の人が死亡しています。現在、成人の23%以上、青少年の80%は身体活動が不足しています。
 健康的な身体活動、座って行う行為や睡眠の習慣を幼児期に確立することは、小児期、青年期と成人期を通した良質な生活習慣をもたらします。

 座ってテレビやスマホやタブレットの画面を見ている時間を減らし、活動的に遊んでいる時間をもっと増やしましょう。もちろん、良質な睡眠はしっかり確保しましょう。

 5歳未満の幼児にこのガイドラインを活用することは、こどもの運動や認知の発達を促し、将来にわたる健康増進につながります。

<ガイドラインのポイント>

乳児(1歳未満)

・1日に何回かいろんな身体を動かす遊びをします。特に床の上でのやりとり遊びが良いでしょう。まだ動き回れない時期は、できるようになったら起きている時間の少なくとも30分以上は、腹這いの姿勢で過ごすようにします。
・1時間以上続けて抑制しないようにします(ベビーカー、ベビーチェア、おんぶなど)。画面は見せないようにします。座っているときは絵本を読んだり、保護者が本を読み聞かせたりしましょう。
・4か月未満では14-17時間、4か月以上は12-16時間の良質な睡眠をとりましょう(お昼寝も含みます)。

1歳から2歳のこども

・一日を通して、少なくとも3時間はいろんな種類のいろんな強度の身体活動をします。中等度や激しい身体活動もとりいれます。身体活動は多いほど良いでしょう。
・1時間以上続けて抑制しないようにします(ベビーカー、ベビーチェア、おんぶなど)。また、長い時間座り続けないようにします。1歳児には画面は見せないようにします。2歳児でも座って画面を見る時間は1時間を超えないようにします。座っているときは絵本を読んだり、保護者が本を読み聞かせたりしましょう。
・11-14時間の良質な睡眠をとりましょう(お昼寝も含みます)。睡眠のリズムも大切です。

3歳から4歳のこども

・一日を通して、少なくとも3時間はいろんな種類のいろんな強度の身体活動をします。そのうち1時間は中等度から激しい運動をします。身体活動は多いほど良いでしょう。
・1時間以上続けて抑制しないようにします(ベビーカー)。また、長い時間座り続けないようにします。座って画面を見る時間は1時間を超えないようにします。座って画面を見る時間は少ないほど良いです。座っているときは絵本を読んだり、保護者が本を読み聞かせたりしましょう。
・10-13時間の良質な睡眠をとりましょう(お昼寝も含みます)。睡眠のリズムも大切です。

<参考文献>

医長が教える子どもの健康バックナンバー

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